中古物件などで、どうにもアピールポイントが少ない時のイベント企画

広告グラフィックデザインコピーライト

↑画像はクリックして拡大します。(別画面)不動産の表示に関する公正競争規約等で規制されている表示特定事項や間取り、周辺詳細地図などは別 面に掲載することを想定しています。(C)SUI STUDIO &ADO

 右側を処分品バザーの広告、左を住宅の広告と共同広告にしました。今設定では広告発注主はSUI SUI建設というひとつの会社から両方を発信する事になっていますが、共同イベントとして2社、3社の広告を連動タイアップしてひとつの紙面 に掲載して広告費を折半してコストダウンすることも手法です。また、この案では色を2色のインクしか使用しない形で作っていますので印刷などの費用も安くなる場合もあります。中古物件など宣伝予算があまり出ないときにも、その範囲で有効に機能する手法です。

  商品が高級品でない(中古払い下げ)場合、イメージ訴求しても現品とのギャップが大きくあると、大問題になってしまいます。かといって「昭和の建築ですが…」では、普通 は喜んで見てみようとは思いません。そうなると価値とともに下落していった価格でアピールする、しかもバーゲンのようなお祭りセールで、勢いに乗って売りさばく方法などもひとつの方法として有効になります。しかし、住宅のバーゲンワゴンセールは、商品の価格帯や安全性、耐久性などの点から考えても問題があり、実際規制されています。企画の一例として、中古住宅なら、改装前の備え付け設備などの不要品を処分という事で、そちらで期間限定フリーマーケットのイベントにして人を呼びこみます。

 しかし、客寄せのイベントがバーゲンなどの場合、バーゲンの廉価品目当てのみのお客さんも必ず来ます。どの業種でも、どのイベントでも起こる課題ですが、目玉 品や無料プレゼントにつられて来たお客さんをどうやって販売者が見てもらいたい商品に誘導していくか?ここがポイントになっていきます。やはり、まずは一人でも多くの人に商品を見て感じてもらう事、その底辺を大きくすることがイベントの目的になります。しかも目玉 品目当てのお客さんは、本当の商品(住宅)を検討する気が無い場合、どうするのか?今回の案は、その辺も踏まえて「友の会」から購入検討見込み客さんを「選ばれた人」としてターゲットを絞って案内する手法(DM等)ですが、折り込みなどで沢山の人をまず呼び込んでそこから興味ある人に絞って追い打ちのツールなどで営業する方法もあります。特定の選定者のみに秘密の情報をお伝えするということは、ターゲットに優越感を与えて、効果 も実証されている手法です。

 さらなる展開は、また企画立案が必要で、口コミしやすい商品紹介法お知り合い紹介キャンペーンなどの手法も様々に私どもではご提案できるのですが、なによりまずはイベントを盛り上げて、選ばれた中でも沢山の人に来てもらわないと話になりません。そこで大事になってくるのが「イベントのお祭り感」です。ですから広告のクリエイティブも賑やかに、力強く、満載な感じがでる表現方法です。こういった手法は生鮮スーパー、雑貨、家電、中古車、医薬品などのディスカウント、パチンコ、旅行など沢山の業種で採用されています。

 デパートの高級宝石店のショーウインドでネックレスや時計などをガラス越しに見る場合は、美術品でも見るようにうっとりと眺め、店員も落ち着いた雰囲気で応対していて、「欲しいなあ、いつかはあの憧れの品を…」と夢を抱かせる販売方法ですが、ワゴンに入ったソックス3足500円やお祭りの屋台の焼きそばを、ガラスのショーケースにいれて見せてスーツの店員さんが「お客様、いかがですか?」とおしとやかに声をかけても、まず振り向いてもらえないでしょう。

  私(渡辺)自身の経験でも、携帯電話をすでに普及しきった時期に路上販売した事があり、お客さんの素通 りを何度も経験しました。大きな声を張り上げて、お客さんの進路にはいって「さあ、さあ、楽しい抽選会ですよ!」と盛り上げないと来てもらえません。こちらが疲れて声を出さないでいると、通 る人も横目でちらっと見て「なんだ、携帯電話の販売か…。いらない。」と足すら止めてもらえません。商品に強烈な魅力や特徴があるならそれを置いているだけで客の目を引けますが、なんの変哲も無いものを売る場合、暗い雰囲気の人や疲れた人から買う人はいません。実演販売のプロの人は本当に上手いです。そして広告もその売り子の一人なのです。

  プロの実演販売の売り子の人は周囲を囲んだ人の注意を惹き付ける話し方をします。「最初に見てもらったこの汚れたブラウス、さあ、この洗剤につけて置きますと、ほら、この通 り、真っ白!」といった風に何気ない事でもイベントとして賑やかに楽しく盛り上げています。これを単に「改装して不要な家具なので、安く放出します。あ、それと改装した住宅も見ていってください」というような気の利かない事を話してしまったら、「ついでの改装住宅」「ついでは後で、ついでは時間があれば」となってしまいます。改装などの場合、使用前、使用後などを上手く使った比較宣伝の手法もいろいろありまして、その辺のプレゼンツールも私どもでは様々ご提案できます。なにより口コミを狙うにしても、住宅に興味を持ってもらうにしても、イベント性と注意を惹き付け、さらに、お客さんを驚かしたり笑わしたりワクワク喜ばす事が必要なのです。

 まず最初の集客の広告は、お店の外の道に出てメガホンで「さあ、よってらっしゃい、みてらっしゃい」と声をあげる役割ですから、迫力をつけて煽りながらのアピールにはなりますが、実態の伴わない煽り文句は、「実際の商品をみてがっくり」と言う失望を生み出します。かといってお祭り騒ぎの賑やかさがなく、黙ってつっ立っているだけなら、人々はわくわく期待もしませんし、興味もひきません。商品力と販売力のバランスは難しいです。

 しかし、バーゲン、ポッキリ価格の均一セール、この時間からの限定ワゴンセールなどの商業イベントは、お祭りの喧噪とおなじぐらい好きという人が多く、冷静に戦略的にコスト分析するというよりも、「今日は特売でいつもより安くていいのが買えた。その事が嬉しい!」と購入自体に喜びを見出している場合も多いです。ですから商品がさほど魅力的でなくとも売り方で魅力をだして、お客さんに喜んでもらう事はできるのです。

 sui studioは、読んで頂いてお分かりかと思いますが、単なる図形や文字の表現を美しく整える事だけをするデザイン屋ではありません。ただ文字をリライトして編集するだけのコピー屋でもありません。もちろんデザイン、コピーを商売にしているのは事実ですが、少ないながらも店頭に立ち「物を売るとはこういうこと」というのを体験したことから企画に活かそうと考えています。売る人あっての買う人ですし、買う人あっての売る人です。どんな人が何を買ってくれるかなんて、確実な予測はできません。ですから、より多くの人が喜んでもらえ、多くの人に知ってもらえる広告の本質を追究した企画等をご提供しております。他にも各業種幅広く表現と企画を保持しています。是非ご覧ください。

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●ファンを熱狂させる定番らしくないオリジナルストーリー
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●信頼を得るには、顔の見える広告

また、不動産建設業務や健康食品の通 販、家具、パチンコ、商品相場、美術画材、サッカーに関してはよく理解しています。もちろん企画から納品までトータルで対応いたします。
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 執筆・文責 渡辺剛(sui studio)