広告不信で効かないときのプレス企画

広告グラフィックデザインコピーライト

↑画像はクリックして拡大します。(別画面)不動産の表示に関する公正競争規約等で規制されている表示特定事項や間取り、周辺詳細地図などは別 面に掲載することを想定しています。(C)SUI STUDIO &ADO

 見ての通り、雑誌記事型広告(記事稿)です。私どもは通販の広告も手がけますが、そういった広告を大量 出稿する場合、純稿よりも記事稿が効果があがっています。(純稿出稿の方がよい業種や場面 もあり、それぞれに役割があります。)もっと言えばタイアップ記事、紹介記事の方が効果 は上がります。

 広告業では当たり前の前提ですが『人は新聞記事や雑誌は読みますが、広告(CM)は見ません』。テレビのドラマやスポーツ中継を見ていて、トイレに立ったり、ちょっと残していた後片付けを始めたりするのは限ってCMになってからです。

 見ないならそんなものに沢山のお金を投下するより、編集部やテレビ番組の制作会社にPRで売り込んだほうが得策だという考えもあるでしょう。しかし、そう簡単でもありません。マスメディアは力のあるメディアほど方針がしっかりあり、ふるい落とされます。(例えば雑誌などの読者投稿欄に応募して毎回掲載されますか?)運良く掲載や報道されたとしてもそれはマスコミ側からの紹介ですから開発者や販売者がここがアピールしたかったというところも自由に編集制作させてもらえません。我慢するしか無いです。

 しかし、このメディアでの紹介は絶大な反響を呼ぶ事は事実です。低価格商品なら飛ぶように売れています。それはなぜでしょう?ひとつは、メディアの信頼性があります。田舎のおばあちゃんなどは顕著にそのパターンがでて、テレビでいっていた、全国紙大手の新聞に書いてあったとなれば、そのまま鵜呑みに「間違いない」と信じてしまう事があります。確かに前述のメディアの信頼性は高いのは事実ですが、それだけに新聞などは敷居も高く、引用に関する事でも著作権規制が厳しいですし、広告ですらも掲載審査があります。

 ですので広告以外で大手新聞社全国紙などにPRして記事になるのは、世紀の新発明かコネでもない限り非常にわずかの可能性といえます。では、もう少し信頼度の低いタウン誌などの取材PR戦略はどうかといえば、媒体力が強くない雑誌は、広告、タイアップ記事広告など沢山掲載し、記事が主体なのか広告が主体なのかわからない状態になっています。権威も強力な固定読者層もないので広告単価の低価格化が原因で、発行コストを捻出するために安い広告でも数を掲載しないといけなくなっているのが現状です。そして、そういった広告やタイアップの提灯記事は情報を沢山収集している読者ほど内容の真偽を嗅ぎ分けようとします。

 住宅購入を検討している人は、資料を集めて知識を得て、予算内で間違いの無い納得のできる選択をしようとしています。高額商品ほど間違いは許されませんから、広告の裏側まで見ようとします。つまり「広告は広告主企業や商品にとって都合の悪い情報は掲載せず、美辞麗句で賞賛ばかり誇大にアピールしているのでは?」という見方もしているのです。確かに広告宣伝でデメリットを出してしまうと商品は売れず、投入した宣伝コストも赤字になってしまうので大問題ですが、良い所のアピールもバイアスのかかった目でみられてしまっては損です。では広告(企業の宣伝や営業トーク)では、話半分も聞いてもらえないのかといえば、しっかりと参考にされる手法もあるのです。

 通 信販売では定番の手法ですが、「体験者の生の声」を掲載するのは非常に有効手段です。そして決して色あせません。購入前の見込み客さんからすれば、生の体験情報(住み心地、動線、音の響き、地震の時、四季を通 じての部屋の温度や周辺の景観等々)は、非常に重要な判断基準(検討資料)になります。特に四季などは1年間も下調べをさしてくれる悠長な物件はないですから、住んでいる人の意見が貴重になります。

  もちろん「この目で確かめる」というのは高額商品の購入時かかせませんが、会社勤めの人などは、そう何度も各社の物件を巡り歩けません。まずは紙やインターネットの情報から目星をつけていかなければいけません。だから既に体験した人の話は、今後の商品選び、リスク回避などの点からも非常に重要なのです。

 しかし、これが露骨な企業主導のわざとらしい広告となっていたのなら、企業発信のものは何も信じてもらえなくなります。だから第3者的視点の雑誌社の取材などのほうが信頼を得てしまうのです。そういう点をふまえて私たちは、客観的なポジションからの取材メッセージとして伝達しています。インタビュアーを広告主企業外の人間に設定したりもできますし、豊富な取材インタビュー実績がありますので、会話から何を引き出し、どこを拾えばいいかというノウハウを持っています。もちろん撮影もやります。慣れていないと、せっかくの商品を愛用されたお客様との会話も挨拶と世間話、あるいは過緊張でかしこまった会話しか出てこなくなります。それでは、せっかくの生の声も拾えません。

 またレイアウト表現も何気なく組版しているようですが、視線の動かしやすい一行の長さ(首を振らずに上から下まで読める長さ)や読む流れ、沢山の文字情報や写 真を話にそって、また紙面のイメージ要素として、バランスを崩さず強弱メリハリを美しく構成するなど、細かく気を使っています。

 私どもは、「広告は伝えること」という解釈をしております。もちろん広告主企業の売上に貢献するのも大前提になっていきますが、逆に購入検討されているお客さんに、役に立つ良い情報を伝えてあげる事も大切と考えています。消費者は企業の業績の事など関係なく、自分に取って都合がよく、あれやこれやと夢のような願望、また抱えている問題の解決策をなるべく無駄 なお金を使わずに実現したいと考え、広告主側とはすごく当たり前の綱引きの関係になっています。

 私ども企画クリエイティブはその間に入って、メッセージ発信の代行を務める業者として企業側の「競合他社と比べても良い部分やターゲット層の方にとって有り難いと感じる部分」を外部の視点から見つけ、整理して表現手法を磨き上げ、検討しているお客さんに「正しい情報、わかりやすい情報」として良いタイミング、良い方法で伝えていきたいと考えています。その為には、今回のアイディアのような既に商品を使用した消費者側の意見を上手くピックアップするのもひとつの手法です。方法はひとつではありませんし、ターゲット、時期、使用メディア、広告テストの結果 やマーケット情報、出稿量、メッセージの中身とその表現手法、アフターフォローを上手く組み合わせた戦略は、本当に各企業、各商品ケースバイケースです。ノウハウ本やセミナー事例を鵜呑みに真似しても失敗するケースがあって当然です。

 ですから私どもは沢山の手法を考え広告主様にご提供してきました。他にも各業種幅広く表現と企画を保持しています。

●【グラフィックデザインチャート】
●イベントで営業マンを変革させる企画
●広告不信で効かないときのプレス企画
●中古物件などで、どうにもアピールポイントが少ない時のイベント企画
●ファンを熱狂させる定番らしくないオリジナルストーリー
●開発都市の物件には、近未来都市をにおわすイメージ広告
●既存の魅力部分以外に現地潜入で探す 隠れた魅力
●物件情報を隠した見せ方で新しい提言者へ
●良いデザインへ!第一印象で決まる、好感度と企業の信頼性
●信頼を得るには、顔の見える広告

また、不動産建設業務や健康食品の通 販、家具、パチンコ、商品相場、美術画材、サッカーに関してはよく理解しています。もちろん企画から納品までトータルで対応いたします。
手がけた業種(健康食品通 販(サプリ、お茶、化粧品、器具)マンション戸建て販売、工務店、土木建設各業種会社案内スポーツチーム広告、歯科医院、カード類、食品販売、各種パッケージ、中古車・カー用品・
SS、雑誌、社内報・社外報、携帯コンテンツ・ASP、書籍、百貨店、ディスカウントストア、家具販売・医療家具、金融商品、教材、画材、美術展覧会他多数)
●sui studio作品を見る
●sui studioの評価

ぜひ他のページの私どもの仕事もご覧ください。あなたにお役立ちできれば光栄です。

●トップへ
>>ネクスト

●広告ヒント集へ
●デザインカバーフォルダを見る
●sui studioの業務システムへ


●お見積もり依頼
●お問い合わせ(mail)

 執筆・文責 渡辺剛(sui studio)