【広告ヒント集】
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Foot Boll Fan
日本代表 ホーム
レプリカユニフォーム


http://www.rakuten.co.jp/
spolan/436982
代表と一緒に戦うならもちろんこれ!レプリカコレクション。2004年ニューモデルのホーム用。 勝利の感動をスタジアムで共に味わうなら選手と同じユニで!


Foot Boll Fan
アディダス プレデターパルス
TRX HGベッカム限定着用カラー


http://www.rakuten.co.jp/
loop-ltd/193864

ベッカム限定着用カラーです。
シルバーに光るスパイクですから、ソックスやパンツと上手く合わせれば、足下からお洒落具合もアップ。ベッカムファン必見!


Foot Boll Fan
フェイエノールト ホーム 
レプリカ ユニフォーム


http://www.rakuten.co.jp
/scudetto/566462/

03-04シーズンモデル。ホーム用のユニフォーム。小野伸二ファンならずとも、ロッテルダムの名門チームをコレクションに如何?


かんたん相互リンク
お薦めのリンクをどしどし紹介します
http://www.quick-links.com/emlj/lp/62199/links.html

   「平山相太のような広告=
   Imagination, Whale(想像・くじら)」
 
 広告やパンフレット、雑誌などの表現手法を「サッカー選手のプレイスタイルや人柄に例えてみる」というヘンテコな企画です。真面 目なマーケ論やクリエイティブ論だけでなく、一風かわった切り口は如何ですか?

   今回は、平山選手です。平山選手といっても同世代で2名大型選手がいるようですが、今「金の卵」と騒がれているアテネオリンピック日本代表候補の平山相太選手です。先週から「大物」続きですが、今回はその「スケールの大きさ」をマッチングポ イントとして考えて選んでみた広告、こちらも日本代表(?)カンヌ広告賞受賞作イ マジネーション・ホエール(公共広告)です。

 いまや、スポーツ新聞に限らず、サッカー関係では平山相太は「金の卵」として大騒ぎですが、卵と言われるのも納得の10代でありながら、飛び級でオリンピック日本代表(23歳以下)にJリーガーをさしおいて選出されてしまう逸材であります。この春、名門国見高校を卒業し、これまたサッカーでは有名な筑波大学に進学、普通 のサッカー少年と違うのが、サッカー協会から強化指定選手としてプロの現場でプレイする場所を与えて貰ったり、早くも海外のリーグのスカウトが視察、ドイツのチームへ留学することだって考えられる、とそれはもう日本のサッカー関係者のお父さん方が可愛い可愛い一人息子のように手塩にかけて大事に育てようとしている選手なのです。

 高校サッカーをしている選手は日本にも沢山いるのに、なぜ彼一人だけここまでの 待遇を受けられるのかというのも弱かった頃の日本サッカーを見ていた人ほどその理由を理解できるのでしょう。まさに10年に1人ともいわれる資質が彼から垣間見えるからです。まず、民族的に小柄な体格が多い日本人において欧州にもひけを取らない 長身。ただ背が高い選手というのは過去の日本のスポーツ界でも沢山いましたが、もともと小柄なモンゴロイドという種族が巨人症のように伸びてしまったからなのか、 スピードが遅かったり、動きが固かったりと欧米・アフリカの選手のような大柄なの に敏捷でしなやかに動く選手は期待できなかった、諦めていたというのが日本の事情だったのです。その諦めていたタイプが発見されたのですから大騒ぎも無理はないでしょう。

 しなやかな動き、胸トラップなどのボールコントロールのテクニックシンプルなプレースタイル、両足が使える等、期待は相当、いや想像を越えてと言うレヴェルでしょう。それに加え、決定機にあたふた焦る選手が多い日本のストライカー陣において、最年少なのにまったく焦りや気負いが感じられない落ちつき。インタビューなどは小さな声で控えめに喋っていますが、いやいや図太い精神力の持ち主ではないか?と見受けられます。さらに頭も相当に良いらしいという話もプレイをみて嘘でないと感じられます。「下積みなどさせずに、いきなり海外リーグに出せ!」「A代表に召集しろ!」「鉄は熱いうちに打て!」という声が飛び交う大器ですから、サッカーファンならずともオリンピックやワールドカップでの期待は高まりますね。

 さて、彼ほどの広告を探すとなるとう〜ん、小粒が多い現状で・・・と思っていたのですが、一つ発見しました。2002年の作品ですが、カンヌ国際広告祭でシルバーを受賞した教育キャンペーンの公共広告CM

「イマジネーション・ホエール」

です。電通テックさんの仕事ですね。カンヌ情報に疎い私は、広告代理店の友人に「カンヌ受賞作の〜〜」と言われても「最近日本勢でカンヌで勝てる作品あったっけ?昔の資生堂やHungry?の日清じゃないの?」といった無知ぶりだったのですが、この作品が思い浮かばなかったのもBSデジタル向けの放送だったので見る機会が少なく、焼き付けるほどの回数を見ていなかったからです。ただ、受賞作がこれだとわかって忘れていた衝撃が鮮明に蘇り「なるほど!この作品なら勝てるはずだ」と思いました。

 ストーリーは、子供達が教室でお絵 かきをしているのですが、一人の少年は、黒いクレパスで画用紙全面を真っ黒に塗りつぶしてしまうのです。次の絵も真っ黒!その次ぎも黒1色!次ぎも・・・お絵かきで選ぶ配色は精神状態を反映しているという説や戦地の被災者の児童が明るい絵が描けないといった現象から、見ているこっちも心配になるし、CMに出てくる周囲の大人達も困り顔。「この子は一体どうなってしまうのかしら・・・。」「精神病院に・・・ 。」という会話も聞こえてきそう。悩む大人達が集う深刻な状況で、一人の女教師がハッと気付くのです。「ちょっと、待って下さい」と。そして広い体育館に少年の真っ黒な絵を一枚一枚並べ、2階から見てみると、な、なんと大きな大きなクジラになったのです。

 びっくりしました。まさに、想像を越えるとはこの事。もう、この強烈なアイディアだけで脱帽です。ホント、小粒な大人はいけませんな。平山選手同様、日本には沢山の未来に羽ばたく卵が眠っているのですから、大事に大事に育てないといけませんね。さて、次回は誰がどの広告とマッチングするでしょうか?それでは。

 
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