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紙vsNETvs電波」
この先の時代は?大比較論評?

(2005年12月19日執筆)
 
 今回は紙媒体とNET媒体、電波媒体を比較したいと思います。(電波媒体に関してはあまり詳しくないので、主に紙とNETの比較になりそうですが…)そもそも、こういった比較はフジテレビ買収、TBS買収などにともなうNETメディアの台頭と従来の媒体ツールの役目を再認識するために行う事が大半ですが、紙媒体に携わる私としては生業にしてるのもあって、紙の将来性というテーマになんとか光をみだしてNET社会との共存を探ろうと考えているわけです。おそらくテレビ局、ラジオ局の人もそうだと思います。堀江社長に不要とされたラジオ媒体だって、E-mailにとって変わられたFAXだってまだまだ良さを残しているはずです。偏見も入りつつですが、ばっさりと切り刻んでいきます。

【保存性】
●量としては NET、電波>紙
●安全性としては紙>NET、電波

量 というのは、「かさばるか、コンパクトに収まるか」という事です。もちろんNETメディアは携帯電話の中や、ハードディスク、CDやMO等のディスク、また最近のテレビの録画機もDVDとハードディスクで録画していますので、これらの分量 は比較的小さく場所も取りません。逆に紙媒体は本屋の本棚、図書館の書庫や資料室を見ればわかるように、数量 があれば場所を確保しなければいけません。

  逆に安全性というのは、語弊がある表現かもしれませんが、デジタルデータの脆さに対しての事です。パソコンをよくさわる人なら誰しも大事なデータが開かなくなったという非常事態を経験した事があるのではないでしょうか?データ復旧レスキューもありますが時間もかかって高額サービスですし、何よりディスクが読まなければ、中に入っている書類自体は壊れていなくても、簡単には取り出せません。それは、ハードディスクも含め突然やってきますし、容赦なく一瞬で全てのデータを使用不可に陥れます。バックアップがないと非常に危険なものなのです。その点、アナログの紙媒体は、一瞬で消えるという事は、盗難されるか、なくすか、大火事で家まるごと消えでもしない限りありません。無線綴じの本のページが落丁したといっても、他のページは見れる訳ですし、セロテープで貼りつければ元に戻ります。物として存在している強さがあります。ただ、感熱紙などの印字は保存性に適していません。

  そして、もう一つ重要な要素として『ペンで書き込める保存性』が紙媒体にはあります。これは、馬鹿に出来ません。落書きのような事でも、その日その時の自分の直筆を残すというのは、とても有効な事なのです。日記帳よろしくアルバムに旅行時の出会った人のエピソードや、資料ファイルならこの時点で自分が考えていた事の走り書き、簡単な自分のちょっとした直筆が後々の回顧録や自己分析に役立ったりするのですから見逃せません。テレビもネットも基本的に、「思った事を即座にペンを握って走り書きで書き留めておく」事は不可能です。NETはEメール等テキスト形式ならば、あらたに文章を打ち込んで再保存することはできますが、少し手間がかかりますし、テキストで無いものはペンで走り書きのようにとはいきません。なんでもないような事ですが、この走り書きが10年後振り返ってみてその後の自分の人生の転換期だったと気付いたり、難解な事件解決の鍵になるかもしれません、馬鹿にできないのです。

【携帯性】
●紙>携帯電話>NET、電波

これは、圧倒的に紙です。切り抜いて、ファイルに保管でき、また畳んでポケットに入れて持ち歩く、街頭のラックから歩きながらサッと抜き取ってペラペラめくる、チケットの半券をちぎって人に渡す等、図鑑や厚手の雑誌を除いてほとんどの紙媒体は軽く、数枚単位 なら場所もとらずコンパクトに折り畳めます。持ち歩く、手渡すには最適です。携帯電話も便利に持ち歩けますが、電波の状況で地下では受信できなかったりと制約があります。最近は携帯電話にもテレビラジオがついたものもありますが、基本的に電波メディア、NETメディアは受信機と電源が必要で、場合によっては無線が使えずケーブルも必要な場合もあります。これは据え置き型のシステムと考えられます。しかし都会ではノートパソコンを持ち歩いて様々な通 信も可能な環境が出来てきましたので、NETやテレビラジオの携帯しての操作性も格段にあがるでしょうが、究極的な事を言えばモンゴルの草原を単身テントで旅行中に日本に災害があった場合、そのニュースをどのツールで知り、保存するかとなった場合、人づての声と簡便な紙に記された文字が、まだまだ有効ではないでしょうか?ラジオや新聞も捨てたものでは無いです。

【編集対応力・管理のしやすさ】
●NET>紙、電波

業種にもよりますが、キャンペーン最中、あるいは求人中などで、「売り切れのため品替え」「募集中の△△職は応募者多数にて締切、続いて○○の業種を募集」と宣伝項目を変更しなければいけない場合があります。こういった場合、WEBサイトは非常に融通 が効いて便利この上ないです。メルマガ等の場合、発刊してしまったら訂正版を再度送らなければいけないですが、それにしても「送信」するだけという手軽さです。

 それに比べ、紙メディアや電波メディアは、変更となると大変です。紙ならば、刷り上がった物を修正する場合「シールを貼る」「再度刷り直す」「追加箇所を上から再度刷り込む」等の方法になると思いますが、どれも時間も労力もコストもかかる上、関係者全員のストレスが溜まってしまうとんでもない事態を引き起こしてしまいます。大部数を刷り直しとなった場合、「責任」や「お金」という頭を抱える問題で各業者衝突しだします。ですから、紙のようなメディアは校了を出して印刷入稿してしまったら修正は不可能と考えるべきです。テレビなども放映の審査やスケジュール、撮影編集などさまざまな行程を経て完成していますから、生放送中の機転でなければ、大変なのではないでしょうか?

 管理という事では、デジタルデータの方が、圧倒的に管理がしやすいです。データベース等を上手く組み込んだシステムでファイルの自動更新、バックアップ管理等も正確でスピーディーに実現可能です。そういう部分が一番発達しているのは、新しいNETメディアと思っています。逆に紙のような古いメディアは、アナログの慣習が根強く残っております。DTPもここ10年デジタル化したとはいえ、編集作業など手作業です。XMLとインデザインを使用したデータベース型の自動組版システムというのも開発されているようですが、一般 導入はまだまだ未来のような風潮です。

【コスト】
●NET>紙>テレビ

非常に大事な項目ですが、これも使用媒体、内容、各社ピンからキリまであり一概には当てはまりませんが、「いかに合理的なコストダウンが可能な形態か」という点で考えますと、NETで情報を配信するのが一番低コストになるのではないかと考えます。(なにを「コンテンツ」、どのように「表現」の部分の企画や制作にかかる費用は度外視しています。)例えば、「バーゲンを行います」という告知をしたいと思ったら、自分のパソコンからEメールで配送するのは無料です。WEBページやブログを自作してアップすれば無料です。それをチラシやハガキにした場合、自社のプリンターで簡単にプリントできない数量 の場合、印刷外注費がかかりますし、郵送ならハガキでも一部50円かかってしまいます。新聞全段宣伝枠、地上波テレビ宣伝枠は、驚くほど高額ですから買える企業は限られてきます。

 E-mailやWebページの宣伝が、自分でやってしまったら無料になるからといっても、来店してもらえる多数の見込みターゲットに届ける術(顧客リストやアクセスアップの宣伝法)がなければ、「低コストでやってみました」で終わってしまいます。紙の場合は、その場合でも「切手代」や部数が多い場合の「印刷費」はかかってしまいます。限りなく小資本の個人レヴェルでも情報発信が可能な形態=「NET」が骨組みとして低コスト化が可能なものであることは否めません。ただし、NETでもSEOやショッピングカートや解析システムなど有効なサイト作り、有効なメルマガ執筆など技術、ノウハウとそれに伴う効果 を望み、コンサルタント的な要素を考えれば相応のコストは派生します。紙や電波は、小予算にけちって自作しても、情報を送るための様々な経費はかかってしまいます。

【簡単さ、便利さ】
●NET、電波>紙

例えば、商品を紹介して注文の意思をもらう過程で比べれば、圧倒的に「ワンクリック」が可能なNETメディアが簡単です。コンビニのように24時間いつでもOKです。紙の場合、電話番号を見て電話をかけるのが一般 的ですが、受付時間外の場合や話し中、混み合っているというケースも想定されますし、「売り込まれると怖い」という意識がおこると受話器を手に取らなくなります。テレビ、ラジオも以前から電話で対応するのが主流でしたが、こちらのほうが紙メディアよりもNETの簡便さを取り入れやすく、デジタル放送や生放送中のNET掲示板の書き込み紹介などで発達しています。ボタン一つでチャネルを変える装置ですから操作自体は簡単で、技術の発達とともにNETのインタラクティブ性を装置や放送に取り込んできています。

 紙に関しては、かろうじてワンクリックに近いものが携帯電話向けのQRコードですが、これも「ボタンを押すだけ」という操作と比べると簡単さは劣りますし、インターネットのURLを手で打ち込むとなると、面 倒臭さや操作ミスが考えられます。紙を押しても画面は開きませんので、紙から電話でもNETでも他のアクションに促がすには、意思をもって動いてもらわないと「面 倒だからやめる」という事は起こりえます。逆にNETなどいつでも簡単にアクセス出来てしまう物は競合社の方へも簡単に浮気されてしまうという事もいえます。

【スピード】
●NET、電波>紙

これはニュースの速さをみればわかる事ですが、もはやNETメディアと電波メディアは混ざり合ってるのかもしれません。例えばイラクで事件があり、これを日本に伝えるのは現地記者が撮影した画像をインターネットを通 じて日本に送り、日本の放送局から配信します。昔のようにフィルムをヘリコプターに積んで放送局や新聞社の屋上を通 過するときに落下傘方式で受け渡すといったアナログ手法では追いつかないでしょう。テレビも地球の裏側で「今、現在おこっていること」をファインダー越しですが、日本でライブで見られますし、インターネットも株価など「今」の一瞬を捉える注文を自宅や会社から送る事が可能です。それに比べ紙は、どんなに頑張っても、新聞で日本時間深夜のサッカーの試合等の結果 を翌日の朝刊に載せるには限界があります。情報のスピードの進化はもの凄い発達を遂げましたが、従来の伝達手段「新聞」などは「速さよりも詳しさ」等役目を変えて存在しています。

【文化と文字組】
●紙>NET>テレビ>ラジオ

ここは声を大にして『紙媒体は日本語を保存する』と叫びたいところです。考えても見てください、アメリカで生まれたインターネットに縦組ができますか?縦にも横にも組め、表意文字を使用している東アジア文化圏の人は、自分たちのこの独特の言語文化を誇りに思わなければいけないと私は主張します。日本の文学作品は、文字も行間も縦に読む物も多いです。行書や草書は縦に美しく流れます。この言語文化をそのまま取り入れているのは紙媒体です。NETはビジネス文書もポエムもすべて欧文と同じ横書きスタイル、テレビに関しては、「読む」という概念はなく「見る」ものです。ラジオは聞いて想像します。言語文化の再現性を考えれば紙媒体が一番です。しかし、世間の人は活字離れして、識字率は低下しています。

【歴史】
●紙>電波>NET

歴史があるのは印刷メディアです、その後、ラジオ、テレビからだいぶ間を空けてNETになります。歴史が長ければ良いのかどうかは一長一短です。新聞のように購読されていくうちに、はさみで切り抜いても崩れない記事体裁、折り畳んでも読める体裁等必要とされる形態に進化し蓄積されたノウハウがあるというのは長所です。逆に伝統が足かせになりNETのように自由度が高くない、発想が型にはまる点は短所です。文字の発明で人々は記録が出来るようになり、印刷の発明で多くの人に情報を伝える事を可能にしましたが、インターネットは世界を双方向性で繋いださらなる大発明です。一概に歴史というのは語れませんが、古い物ほど蓄積された物があるが、その分壊しにくいということでしょう。インターネットは他メディアとくらべたら本当に自由ですが、審査もありませんから慎重に。

【地球環境】
●NET、電波>紙

現在は京都議定書などでも見られるように、地球環境を配慮できない製品は良くないとされてきています。NETや電波は情報の波+受信機という形態ですが、紙メディアは消費しているパルプやインク等の産業廃棄物が相当の量 で環境には負荷がかかっているでしょう。ソイインク、ケナフ紙、リサイクルペーパーも珍しくなくなりましたが、なにぶんコストのかかるメディアですから、相当強い意識付けがないと、ついついコスト重視で従来のコート紙にインクで刷ってしまいます。その点、NETや電波は携帯電話の電波がペースメーカーに悪影響という話も以前ありましたが、相当古い型のペースメーカーに限ってですし、今のところ飛び交う電波で環境を破壊しているという話は出てきていません。(私の知識不足の不勉強ならすみません。それに今後時間経過とともに悪影響と見なされる可能性もありますが)

 パソコンやテレビといっても新聞や雑誌、チラシの廃棄量 と比べれば、圧倒的に少ない量ですし、リサイクルだって可能です。紙メディアは、全てをリサイクル紙にするのは値段や種類など様々に問題がありますので、どうしても環境に影響を与えている現状です。

【グローバル性】
●NET>電波、紙

 まず「言語の壁」というものがあるのですがそれは度外視してインターネットが優位 なのは周知の事実です。いまやインターネット回線で無料で国際電話できる時代ですから「電話代が心配だから切るね」なんて事はなくなりました。情報文化の発達した国の人々はインターネットで、外国の多数の人とコミュニケーションをとれます。これが従来の手紙文通 などのコミュニケーションだと誤配達のリスク、配達に日数がかかることによる時間差、いっぺんに多くの相手と連絡できない等デメリットも沢山ありますが、エアメールなどを貰う時に感じる「外国で使われている封筒や便せん」などの風情を味わう事はできます。電波に関しては、グローバル以前に国内でも関東エリア限定の放送を関西で受信するのは至難の業です。こういったものも旅行にいった時、旅館で何気なく見る、その土地らしいタレントが出ている番組や地方CMに地域の風情を感じる事ができます。ということで、実際のビジネスを考えれば情報文化の発達した国どうしでの情報交換や発信は、インターネットの恩恵以上のものは最早無いでしょう。紙も電波も「風情」といったビジネスと関係ない部分に特長が出てきています。

【コミュニティー】
●NET>電波、紙

コミュニティーとは井戸端会議とも捉えられますが、人の集まりはどんな社会でもありますので、それとは別 に素早く自由に、望むターゲットの反応を得られるという点で考えてみます。雑誌の巻末ページに掲載されている「売ります、買います」「メンバー募集」などは、まず掲載希望しても編集が不適合としたり、ページ数の関係で未掲載になるかもしれませんし、掲載日まで時間がかかり、掲載後レスポンスが少なかった場合、周囲の身内で「反省会」を開くしかできません。テレビ番組もそうです。その点インターネットオークションや掲示板では、多くの人がいつも集まっていますし、誰でも参加でき、身近に自分以外の専門家やターゲット層がいなくとも掲示板等で意見を求める事で、見ず知らずの人の返事や反応なども参考に次の対応ができます。

 チャットなら「今すぐ」疑問を答えてくれる人と出会う事も不可能ではありませんので、「明日の試合で急遽欠員が出たんで…」という求人もNETメディアと人の集まるコミュニティーを使えば上手く解決できます。以前は回覧板や電話リレーしてたような事も、簡単に出来てしまうわけですね。業務としての組織運営もインターネットを使えば「早く、簡単で、自由に」連絡や意見交換できます。距離が関係なく双方向性を特長とするNETメディアならではの新しい形のコミュニティーが、ビジネスでも趣味の世界でも多大な貢献をしているのは、まさに技術の進化の産物です。

【視認性】
●看板>紙>テレビ>NET>ラジオ

視認性とは「明確に認識することができるか?」ということで、看板に関しては、ポスターのように紙媒体の形態に近いものが多いですが渋谷の街頭テレビジョンのようなテレビ媒体も含めています。「目印の看板」というくらい街の景観は損なっても目にはしっかり映り込みます。次に目に入る物としては、形態的に紙もの、それも表紙や一枚もの等です。「読む」の前段階の「見る」、もっというと「視覚に入る」という状況を指しているのですが、ポストに投函されたビラ、送られてきたFAX、コンビニの本棚の雑誌の表紙とキャッチコピー、スポーツ新聞のキャッチコピー、商品のパッケージの箱、否応無しに視覚には入るのです。

 その点テレビ媒体は、テレビの正面 に位置しないと放映されていることは見えません。電気屋の前のテレビで放映されても脇目をふらなければ見えないのです。NETに関して言えばブラウザやメーラーを立ち上げ、その人が「さあ、見よう」と思わないと見れません。メールは開封しなければ読めません(これは紙のDMも同じく)。そういう意味では、ポスター等生活の周りにはまだ紙のツールが溢れていて、ものとして目に入ると同時に既に情報を伝えています。見ようとして見るか、生活している上で目に入るものか、根本的な違いがあると感じます。

【多くの人が等しく受け取れるか】
●紙、テレビ>NET

ターゲットと閲覧シーンということですが、2005年現在は、NETの分野はこのターゲットの障壁が大きいです。よく言われる年配者不適合だけでなくともパソコンを持たない若年層や携帯電話だけの高校生もいます。携帯電話の配信もインターネットと並行して提供したとして3キャリアでも古い機種を使っている人、ツーカーのような本来の機能のみの電話を使用する人には情報は届けられません。パソコンでもmacやunixを操作している人は、サービスを受けられない事態が多々あります。これは、IT社会の大きなデメリット以外の何でもないと思います。日本は特に「使い捨て文化」が色濃く、メインターゲット以外は切り捨てて考える傾向があります。悪しき傾向です。

  その点、紙媒体はチラシでも大判の地図でも新聞でもテーブルに広げて家族皆で囲みながら閲覧する事が可能です。制約は日本語のみですから、文字さえ読めれば伝わります。雑誌やカタログ類も回し読みして友達同士で情報共有が簡単にできます。テレビも家族で一緒に見る事が可能なので老若男女に通 じるツールですが、一つの受信機の場合、どのチャネルを選局するかは、趣向がわかれます。(紙の雑誌などもそういった特性があります。)簡潔なツールほど、誰でも簡単に見れる、読める訳ですが、多チャンネル化していると個人の趣向で「選択の自由」が適用されてしまうという事ですね。ただ、テレビだって大昔からあったものではなく、それでも各年代層に浸透しましたからNETも今後は、各年代にもっと浸透し、より多チャンネル化していくのでしょう。

【画質】
●グラビア印刷、ハイビジョン>NET

画質というのはメディアとしての評価は出来ないと思います。印刷でも高級な写 真集とざら紙に刷った泥臭いチラシとでの写真の再現性は数段格差がありますし、テレビもシネマスクリーンのハイビジョン放送と車中の砂嵐まじりの小型テレビでは格差が大きいです。そんな中でもNETに関しては、「重い容量 の画像ファイルは通信障害になる」という条件がありますからピクセル数が少ない写 真になります。そうは言っても「パッと見」はとても美しいNET写真も多いですが、「この商品写 真もっと細かい部分を確認したい」と思って画像をダウンロードして見る場合、拡大すると四角いドットになってしまっているという事です。また紙は光る色が原理上再現できませんから、きらきら、ピカピカした色ならテレビやNETの画像が良い事になりますが、逆に「枯れ葉のしっとりと沈んだ焦げ茶色」の再現は、マット紙にインクで刷った感じはテレビでもNETでも不可能です。

 撮影の技術なども影響しますし、受信機に送信するのか物として提供するのかで、カラーコントロールできるかどうかの問題もあります。紙に関しては色等も徹底して色校正で管理確認して仕上げますが、WEBやテレビは各家庭等の受信機が性能が悪ければどんなに頑張っても質の高い画像には映りません。口紅や絵の具など「色」を売る場合、印刷で管理されたもの方が信頼性も高いということです。それぞれの方式に色特性がありますが、NETに関しては「通 信速度」の問題で軽い画像にしなければいけなく、その点が画質の低下を招いているという事です。さらなるブロードバンドの進化が進み、高性能のテレビやモニタが一般 化して印刷で使うような100mbくらいの画像ファイルでもNETで簡単に受信閲覧できるようになれば、NETも高画質時代となり、それぞれの色再現特性等を使い分ける時代になっていくのでしょう。

【信頼性・公共性】
●テレビ>紙>NET

テレビ局の買収騒動の時に「公共性」という点が話題になりましたが、同じテレビ放送でもショップチャネルやスカパーのスポーツチャネルには、公共性は少ないですし、民放キー局にしても自社に不利益な情報は発信しません。田舎のおばあちゃんは「テレビで流してたから本当だ」とにわかに信じ込むかもしれませんが、都会の人等「CNNのイラク戦争時の偏向報道」「イギリスのピアノマン騒動」のようなプロバガンダや注意を引くための狂言工作は事の裏側も見抜いていると捉えた方が懸命です。

  では、新聞やテレビ局のように報道規制やタイアップ記事等の情報提供のからくりを見抜けるユーザーはどこで情報を探るのかというと、自身でインターネットを駆使して様々な情報を取り入れ判断していくのです。インターネット上には建前ではない人々の本音や企業の裏側など玉 石混合に情報が溢れていますので、報道機関が規制がかかって偏った物しか流れてこない時(例えば戦争時や一党独裁国家)等「なにが起こっているのか?」を知るには、非常に有利です。 しかし、NET情報が「信頼」というに足るかといえば、オープンソースの風潮が当初からありまして誰でも簡単にページ作りやメール発信できる故、嘘やガセネタやらせも多く、先日もYAHOOニュースのフェイクで「中国軍侵攻」などとお騒がせ記事を配信した人、アイドルのヌードを自分で合成して配信した人が逮捕されましたし、公式サイトですら、ハッキングされて改変されてしまう可能性もあります。紙にしても新聞社や雑誌社のような審査機関のあるメディアの発刊物や、捺印のある契約書等は別 ですが、誰でも折り込みチラシを作ってポスト投函するのは可能なので怪しい金貸しや風俗のビラ等も沢山あるわけです。

 そう考えるとマスコミ(テレビ、ラジオキー局、新聞社、大手雑誌社)が報道基準をもち審査をしているので一番信頼できるわけですが、テレビでも紙でもケーブルTVやフリーペーパーというった敷居の低いメディアも存在しています。NETにしても海外の機関からの公式発表という信頼に足る情報も流れています。 どのメディアが信頼できるかとは一概に当てはめられませんが、誰でも参加でき、知識のある人間が改変や偽造しやすいメディアほど「嘘やガセネタも混じる」と考えるなら、信頼性の低い情報も含まれている量 はNET、紙メディアの順に多く、そしてお金がかかったり、制作や配信が簡単に出来ないテレビメディアほど、変な情報は紛れ込まないと見る事が出来ます。これは他の項目【コスト】【編集対応力】【スピード】等メリット類の裏側が出てしまう状況だと考えています。公共性という意味では、メディアどうこうより発信者のバックボーンになりますので、やはりNHKの出す情報が一番公共性が高いということでしょうか?民放は演出だらけの台本で進行します。しかし、真偽を見抜ける慧眼の持ち主ならば、インターネットにこそ潜んでいる「真の意味での信頼に足る生情報」を選択出来るかもしれません。

【五感】
●NET、電波=紙

ここはイコールで結びました。テレビやNETは動く視覚要素以外に音も配信できるので紙より有利にも感じられますが、触覚という点では肌触りのない電波やNETは不利です。またニオイのマイクロカプセルを埋め込んだ印刷方式も一般 には普及していませんが香水の宣伝等で活用されています。味覚だけは、どのメディアでも再現不可能です。音や動画は電波やNET、見るだけでなくさわっても感じられるものは電車の中吊り広告やポスターなどが選ばれています。単純な静止画はどのメディアでも再現可能です。

【影響力】
●テレビ(全国波)>紙、NET

この項目も一概に比較できず、読売新聞の一面 やYAHOOのトップニュースと豊島ケーブル放送では、もちろん有名で全国展開している方が影響力はあります。ただそれぞれのメディアでの(有名、全国区)で比べてみてもテレビの影響力がダントツと思います。広告でバカ売れして成功したという例でも、実は「テレビの番組で話題になった商品」という背景が多いです。「テレビで出てる人」となればどこにいってもVIP扱いですし、有名人、芸能人と言われます。しかし紙だけの露出の小説家ルポライターは、本や雑誌の読者の間では有名でもお母さんから少年まで知っているわけではありませんし、ネットの世界で有名だった「電車男」が書籍やドラマ、映画化しないままなら、知っている人はどれくらいの数に上るでしょう?現状一番影響力のあるメディアはキー局のテレビ放送でして、番組中身でも、スポンサーとしてのCMでも、とても高額な料金に設定されているのです。この順位 は数年は動かないと思いますが、いずれテレビの番組で話題になったものが、「ついにNET化」という時代がくるのでしょうか?先はわかりません。

【情報の深さ】
●NET、紙>電波

日本のテレビCMで2分とか5分というものは見当たりません。テレビ番組でも24時間テレビを毎日放映できませんので、基本的には放映枠の時間にあわせる形での情報提供になります。そうなると要点をピックアップしたダイジェスト風になる事も多いです。紙やネットのように、その気になれば500ページの特集といった情報量 での配信は不可能ですが、ポイントを絞り、テーマへの切り口や取り組み方、回数を分ける事で情報の深部にも迫る事は可能です。(雑誌や新聞も枠がありますのでテレビと同じ要素があります)しかし、メディアの使い方としてテレビは導入部→詳しくは紙やNETメディアで落ち着いて説明という流れもあります。枠にしばられるテレビ、ラジオ、雑誌、新聞等のマスメディアは、分厚い専門書や何層ものリンクを辿ってたどり着くWEBサイトほどの奥深さは、なかなか実現できないと思います。

 かなり大掛かりに比較分析しました。個人的な偏見(特に紙媒体の可能性に対する希望)がありますので、異論反論も多いかと思いますが、その点ご容赦を。大筋でまとめますと【いつでも、簡単、速い、便利で世界の距離を無くしたNETメディア】【影響力絶大で信頼、スピードもあるキー局電波メディア】【シンプルな基本的伝達ツールとして生活とともにあり、万人向けで携帯性や手軽さのある紙メディア】と言えるでしょう。ラジオは、クルマのドライバーの人には重要な情報源ですし、FAXはパソコンの入力が出来ない人や、ネットにつなげない環境で図版等を送信するのには有効です。NET、電波、紙とそれぞれの特性を活かし「NET案内+プリント出力を持参」や「配布本の返事やアンケートはQRコードで携帯から」等、混ざり合いながら進化して共存するのが進むべき道でしょう。


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